善意の圧力

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最近Twitterで募金が流行っている気がする。

クリックしたり、拡散したりすると〜に一円募金しますというやつだ。

あれを見るたびにどことなく居心地が悪い。

「僕たちは善行をしているけれどあなたは?」 的な圧力を感じる。

僕が一方的にそう感じるだけなのだけれど。

なんだろう…駅前で募金を募る子供を見るような感覚かな。

もちろん善意をお金に変えて大変な目に遭われた方に渡すのは疑いようもなく素晴らしいことだ。

それに違和感を感じるのではなく、思想がじわじわと拡散していく様が観測できて怖い。

善意というのは強力な浸透力を持ち、他の思想を圧倒する。

他の考えより表面化しやすい。

僕には理解できない人の群れが、自分の善意を信じて自分の得にもならない情報を嬉々として伝播している様が怖い。

人はそれぞれ違う。

違うはずなのに、一瞬の内にある思想に染まっているように見える時がある。

書いてる内に気付いたけれど、善意がどうのこうのはあまり関係なくて、他人が自分ではないのが怖いだけかも知れない。