人間はシステムがなければ生きられない。
国家であったり、会社であったり、家族であったり、いろいろな形態がある。
仕組み、箱。
どの箱に入るかで人のできることは決まり、箱の中身なんて入れ替えが効く程度ものでしかない。
箱を利用してとてつもなくデカいことはできるけれど、それは中身が凄いからじゃない。
飛行機に乗って遠くまで行けたとしても、その人の能力ではない。
自分の入りやすい箱を自分で作れる人もたまにいるが、その箱を作る行為には箱を必要とする。
人間の体でさえも箱の一形態にしか過ぎない。
どこまでも自我が膨らみ、どこまでも矮小な存在。