近年のオンラインウェアを取り巻く環境の傾向と所感

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MacPeople diary

MacPeopleの歴史の羅針盤に掲載した原稿の元テキストを掲載します。

もう書店には並んでいないし、僕の文章目当てでバックナンバーを買ってくれる人はたぶんいないであろうから問題ないと思います。

インターネットには数限りないオンラインウェアが公開されていて、Macユーザの生活を便利にしてくれたり、楽しいものにしてくれている。

それを当たり前のことのように思って利用しているけれど、実はとても凄いことだ。

僕らユーザがたくさんのオンラインウェアをなぜ使えるかと言うと、オンラインウェア作者さんの多くが金銭的見返りを求めず、自分の休みを潰してまでオンラインウェアを作り、自分のサイト上で公開しているからだ。

なんて素晴しいことだろう!

オンラインウェアをすぐに作れるような開発環境をAppleが無償で提供しているという前提はありつつも、便利なものを作ってみんなに使ってもらいたいというオンラインウェア作者さんたちの熱意がなければ今の状況はない。

もっとみんなにオンラインウェアの存在を知ってもらいたい、引いてはオンラインウェア作者さんがもっと注目されてもらいたい。

そういった思いを抱いてブログを始めたのが約5年前。

それからMacを取り巻く環境は劇的に変わりました。

OSのバージョンが進むにつれシステムは安定して便利になり、CPUのPowerPCからIntelへの移行でWindowsとの併用もできるようになり、iPhoneやiPadの大ヒットでMacってどういうものなんだろうと興味を持つ人が増えました。

それに伴い、Appleの情報やオンラインウェアを紹介するブログが驚くくらいどんどん出来ました。

僕は2〜3年もブログを続けていれば紹介するオンラインウェアも少なくなり、書くことがなくなってしまうのではないか思っていましたが、それは大変な誤算で今や情報を追っかけるのが精一杯でどの情報からブログに書こうかと悩むくらいです。

これだけMacが注目されるようになった理由は、Appleが魅力的な製品をたくさんリリースしているというのが一番大きな原因ですが、それと同じくらい「Macにもたくさんのオンラインウェアがあって、色んなことが出来るよ!」と胸を張って周りの人に勧めることが出来るようになったのが大きいと思います。

ユーザ数が増え、その中からオンラインウェア作者になろうと思う人が現れ、さらにMacが便利になり、またユーザ数が増加するという良い循環に今の時代は入っているのではないでしょうか。

その中で僕はこれからも便利なオンラインウェアを皆さんに知ってもらうためにブログを続けたい。

わくわくするようなオンラインウェアと出会いたい、その感動を共有したい。

そんな思いを持ちながら、これからもMacと付き合っていきたいです。