プロと素人

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最近ランティス組曲というものがネットで話題になっている。

ランティス組曲というのは、ニコニコ動画歌ってみたカテゴリで活躍している人々が、アニメやゲームの曲をメドレーとして歌って、それをスタジオで収録したものをCDとして発売したものだ。

オリコンデイリーランキングで9位をとったらしく、なかなかに凄いなぁと感心してニコニコ動画で聞いてみた。

僕は絶対買おうとは思わなかったが、これはこれでいいと思う。
学園祭的なノリがある。

だけれどもコメントで、ものすっごい批判されていた。

中でも「素人の歌ったものに金払えるかよ」、「プロをなめんな」といったコメントが目についた。

それを見て強烈な違和感を覚えた。

お金を稼いじゃいけないの?

素人が人前で歌っちゃいけないの?

プロと素人の線引きのラインってどこなの?

プロって特別な存在なのかな?

引き受けた仕事を期日以内にある一定以上のクオリティをもって完成させるのがプロだと僕は思っている。

プロだって最初はまったくなにも知らない状態から始めただろうし、レベルの低いプロもいる。

プロと僕らを分けるものはない。

どうも批判的なコメントを書いている人々は、自分たちと同じ側だったチャレンジし始めた人々を、悪口を言って貶めているようにしか見えなかった。

頑張っている人を見て、頑張っていない自分を認識するのが怖いのだ。

もっと格好悪くなんにでも挑戦していきたいものだ。
スマートな挑戦しない人より、血反吐吐いて這いずり回って、とっても小さなものだけど、大切な経験を積み重ねていきたい。